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神奈川県川崎市K様

賃貸建築コンサル事例のご紹介~賃貸管理会社と大手小売店による賃貸コンサル~

物件名
アティウス セカンド
間取/世帯数
1LDK×4戸/2LDK4戸
完成/構造
2019年12月
取材日
2019年12月

2020年1月に新築引渡になりました川崎駅、弊社管理物件の建築コンサル事例をご紹介いたします。

こちらの新築賃貸マンション計画は某大手小売店様が発案、1階部分にテナント入居し、2・3階の居住用フロアの間取りと建築会社選定を弊社がコンサルさせて頂いた計画となっております。

今回の事例は大手小売店開発担当者様のご相談からでした。弊社へ相談を持ちかける以前から今回のご計画地への出店希望があり、ご計画地に新築の賃貸マンションを建築し、1階部分に出店した場合の売上の見込みからお借上げの賃料(1階部分のみ)をオーナー様へご提案済みでした。

小売店開発の方々は、常に希望出店エリアのマーケティング調査に余念がありません。事前に調べ尽くされた来店客数・売上等の見込み数字やその調査方法はオーナー様にとって非常に緻密に感じられ、長らく営業を続けて頂けそうであると思われたそうです。

しかしながら、そのご計画地には既存の築古アパートがあり、川崎駅徒歩分圏内の抜群のポテンシャルを持ち合わせた好立地ですが、入居もまばらで空室が目立ち賃料も下がりきっていました。そのため『1階部分の店舗は緻密なマーケティング調査に基づいているが、今回は2階以上の計画を中長期的に安定するもの、建物一棟で調和のとれた計画にしたいので、実際の賃貸市場・需要が知りたい』とオーナー様のご希望がありました。

そこで、賃貸管理会社である弊社が抜擢され2・3階ご計画のコンサルをさせて頂くとことなりました。

このご計画の仕事の中で最も難しかったのは建築会社の選定でした。今回は1階の小売店出店ありきのご計画です。皆様もコンビニやスーパーに行かれますと、お気づきかと思われますが、小売店の店舗内はディスプレイ用の冷蔵庫や棚が配置しやすいよう柱の数を可能な限り少なく、かつ空間が大きくなるような配置が望ましいです。少ない柱で充分な耐震性を実現させ、そして、居住フロアである2・3階部分にも弊社の調査を基にした市場性を取り入れられる建築会社を候補に選定しなければなりません。

これがなかなか難しく、2・3階部分の賃貸計画は上手くできるが、1階の店舗スペースに柱が多すぎたり或いは位置が上手く収まらなかったり、各建築会社も建物に責任がありますので、構造に融通を効かせることもできません。

 

紆余曲折あり難航致しましたが、なんとか全てを実現できる建築会社の選定まで漕ぎつけました。それは意外にも『こういうのは、この建築会社はできないだろうな』と思い、ダメもとで相談を持ちかけた建築会社でしたので私自身勉強になりました。

無事に着工し、2020年1月現時点で全住戸お申込みが入り、更には2番手申込が多数入る人気物件となりました。

今回は小売店様との賃貸コンサルとなりましたが、弊社では他業種と絡めた賃貸コンサルも可能ですので、お気軽にいつでもご相談ください。

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