賃貸経営メールマガジン

自身の個人信用情報を調べる

銀行融資・ローン
2015/11/19

皆さんこんにちは、今週は清水が担当いたします。

 

銀行融資が通らない、希望融資額よりも少額で提示されたなどのご経験をされたオーナー様は、少なからずおいでだと思います。

その時、金融機関はその具体的な理由までは教えてくれません。

そのためいくつも金融機関を検討した結果、計画規模の見直しを余儀なくされたり、購入をあきらめざるを得なかったり。

ところが融資を断られた理由が漠然として不明では、次の融資対策もしようがありません。

 

11月の弊社セミナーに既にご参加下さった方々、ありがとうございます。

元銀行支店長でいらっしゃる菅井先生が、希望融資を受けるために必要だと挙げられた幾つかのキーワードは、どれも信用を積み重ねる事に辿り着き、つまり与信を拡大することが金融機関攻略には必須で、それが出来ることで、逆に金融機関を借り手側が上手く活用できる立場にもなり得るのだと説いて下さいました。

 

一つの把握材料として、ご自身の信用情報を一覧で確認できることをご存知ですか?

信用情報が金融機関にどのように判断されたのか経緯を知ることは出来ませんが、どのような情報が開示されているのかを知ることは可能です。

銀行や信用金庫、農業組合などが社員として加盟する主な信用情報機関で自分の個人信用情報を開示し取り寄せることができます。

 

全国銀行個人信用情報センターのサイト
http://www.zenginkyo.or.jp/pcic/

 

その信用情報には、金銭消費貸借や売掛などの金融取引情報の、契約内容や支払い状況、残高や延滞解消日、クレジット利用区分まで幅広く掲載されています。

信用情報取扱い機関にもよりますが、情報は遡ること過去半年から取引終了後の5年分等が残っていますので、金融機関は信用取引の一つの判断材料としてこれらも活用しています。

 

今後の融資を攻略していく上で、他の残債を無くしておく、不要な分のカードローンのキャッシング枠やクレジット枠を縮小(解約)しておく、支払い遅延の履歴が残る期間は準備期間に充てるなど、信用情報の改善を図ることも選択肢を広げる戦略の一つになります。

 

現行では、多くの銀行などが収益還元法による評価以上に積算法による担保評価を重視していることで、実勢取引価格との評価の差が生じやすい傾向にあります。融資希望額と担保評価額の差を埋める部分は、まぎれもなく個人の資質(自己資本含む)と信用度ですから、きちんと把握しておく事が重要だと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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