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小田急線、複々線化によるダイヤ改正について

不動産市況地域
2018/4/26

長年に渡って行われていた、和泉多摩川駅から東北沢駅間の複々線化事業が完成し今年の3月17日に大幅なダイヤ改正が行われました。

これまで急行・準急などは、前を走る各駅停車を追い越すことができず減速せざるを得ませんでした。

複々線になったことで各駅停車とは別の線路を走るため減速をせずに済み所要時間が大幅に短縮されました。

朝のラッシュピーク時で所要時間が大幅に短縮されたのが町田駅で新宿まで急行が48分掛かっていたところを11分短縮の37分となりました。

 

各駅停車についても急行・準急などの待ち合わせや通過待ちがなくなり所要時間が短縮されました。

さらに列車の増発も可能となり朝のラッシュピーク時の混雑率も緩和されます。

具体的には朝8時前後1時間の列車数が27本から36本となりました。

2016年小田急線の混雑率は192%となっており、これは隣の人と体が触れ合いやや圧迫感を感じるような混雑具合であったが今後は160%と隣の人と肩が触れ合う程度である程度、楽な姿勢で乗車できるまでに改善されました。

 

今回のダイヤ改正による賃貸需要にも大きな影響をもたらすものと予想されます。

恩恵が最も大きいと思われる駅は多摩センター駅で多摩センター始発新宿行きの通勤急行を、ピーク時を中心に6本運転します。

これまでは代々木上原で千代田線に直通していたところを新宿行きに変更しました。

さらに最短で新宿まで40分と所要時間も短縮されています。

他にも成城学園前駅の通勤準急・準急を4本運転します。

 

実際の利用客の中には改悪と言う声も聴かれるようですが利便性が下がってしまった駅もあるようで一概に良かったとは言えないようです。

 

運用が始まって今後、賃貸需要にどのように影響していくか注目していきたいと思います。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

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