賃貸経営メールマガジン

「こども部屋は何歳から?」

建築計画
2022/6/23

先日、株式会社groove ageetという不動産仲介・リノベーションを手掛ける企業が、首都圏在住の30~40歳代の既婚女性1,000人を対象にした、こども部屋に関するアンケート結果を公表しました。親御さんのこども部屋に対する考え方がわかる興味深い内容となっておりますので、ご紹介致します。

 

Q1 こども部屋は必要だと思いますか?

・ 必要だと思う    84.8%
・ 必要ないと思う   15.2%
 
多くの親御さんが、こどもの成長とともに、こども部屋を用意したい、と考えていることがうかがえます。必要だと思う理由としては、「プライバシーの尊重」、「自立心・自己管理能力が身に着く」、「集中できる学習環境をつくる」などが挙げられています。(逆に、必要ないと思う理由としては、「親の目が届かなくなる」という回答が、が半数を占めました。)

 

Q2 いくつくらいから必要だと思いますか?

1. 小学校高学年  40.0%
2. 小学校低学年  30.5%
3. 中学生以上   21.2%
 
小学校入学を機に学習机を用意されるご家庭が多いかもしれません。その他小学校で必要な持ち物は、幼稚園・保育園の時と比べて増えることもあり、小学校入学が、こども部屋が必要だと考えるきっかけになっているようです。しかし一方で、低学年であれば親御さんの近くで学習することが多く、実際にはリビングで宿題をするケースが多いという意見もあり、寝るのも親御さんと一緒という場合も考えられ、またまだ親離れをしていない年齢なので、個室は必要ない、と感じているようです。こども部屋は高学年からと、考える親御さんの数がやや上回っているようです。

 

Q3 どのくらいの広さが必要だと思いますか?

1. 6帖   54.6%
2. 5帖   17.3%
3. 4.5帖   14.7%
 
ベッドや机、クローゼットなどを置くこと考えると、6帖程度の広さが求められているようです。(6帖が必要と回答した理由で、「友達が来られるスペースが確保できる」というものが見られました。)

 

以上のデータを賃貸物件の視点で読み解いていくと、次のようなことが言えるかもしれません。

 

・1LDKの物件の退去時期が見通せる。

一般的に1LDKの間取りは、新婚ご夫婦をメインに、小さいお子さんと合わせて3人程度の入居に適した間取りです。新婚ご夫婦が入居開始後にお子さんが産まれた、入居時に赤ちゃんがいた、という情報をオーナー様が知り得ていると、親御さんがこども部屋を求め始める時期を想定することが可能になるかもしれません。これによってこども部屋を求めて退去を検討する時期も想定でき、オーナー様にとっては原状回復費用の発生時期を予測したり、退去後の設備等のリニューアルを前もって検討したりと、近い将来の計画が立てやすくなるのではないでしょうか。

 

・2LDKの部屋の広さの設定の参考になる。

2LDKの間取りでは、1室がこども部屋にあてられることが想定されます。2LDK以上の間取りで賃貸物件を計画される場合、部屋の広さをどの程度にするか検討する際には、Q 3の回答を参考にして頂ければと思います。これによって、親御さんのニーズに近づける部屋を用意することができるでしょう。

(この点は、初めから多人数の世帯が入居することを前提にした戸建賃貸物件にもあてはまるでしょう。)

年々、一生賃貸物件で暮らすことを志向する人が増えており、お子さんのいるファミリー世帯でも長く賃貸物件に入居を続けることが考えられます。こうした傾向も踏まえ、親御さんのこども部屋についての思いやニーズに寄り添った賃貸物件の計画を是非ご検討下さい。

 

運営推進事業部 岡野 明德

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