賃貸経営メールマガジン

部屋探しで求める条件とは&個別相談会開催のご案内

不動産市況
2022/4/7

新型コロナウイルスの感染状況になかなか改善が見られない中、今年の賃貸業界の繁忙期もひと段落の時期を迎えました。今後、今年の繁忙期の振り返り、傾向などの情報が順次出さることになるでしょう。

 

先日、不動産情報サービスのアットホーム株式会社より、『2021年下半期 問い合わせが多かった条件・設備』ランキングが公表されました(全国のアットホーム加盟店への調査)。賃貸物件の部屋探しをされている方が、どのような条件を提示して部屋探しをされているか、どのような設備を希望しているか、というデータが示されています。

今回は、このデータの中から、問い合わせが多かった条件に絞って、注目の項目についてお伝え致します。


※アットホームHPより
 

 

  • 「毎月の家賃を下げたい」

現在の賃料より安い賃料の物件を求めるケースが年間を通して多かったことが明らかになっています。コロナ禍の影響で収入減となったため、現在の家賃より低い家賃の物件を求めて住み替えを希望する人が多かった、という回答が目立ったとのことです。コロナ禍以前より、入居申込時から賃料の値下げの要望、賃貸借契約更新時での値下げの要望も一般的にはありましたが、当面はこれまで以上にそうした要望も増えると予測されます。

 

  • 「ペット可物件に引っ越したい」

ペット飼育可の物件へのニーズは依然として高い、という印象を持ちました。自宅で過ごす時間が増えた影響か、ペット可物件に対する問い合わせが増加した、という回答が示されていますが、コロナ禍以前においてもペット飼育の希望を持つ人に対して、飼育可物件の供給が少ないことはしばしば言われていますので、選ばれる物件づくりという観点からも検討する価値はあるでしょう。

 

~コロナ禍をより反映したと思われる項目~

 

  • 「今より部屋数を増やしたい/平米数を広くしたい」・「仕事・作業用の部屋が欲しい」・「防音性を上げたい」

コロナ禍でのテレワークの普及や、テレワークによる在宅時間の増加がこうした結果に結びついているようです。実際に、新築マンションではテレワーク用のスペースを備えた物件が販売広告を目にします。また、コロナ禍以降、在宅時間が増加したことで建物内での音に関する苦情が寄せられるケースが増加しています。

 

  • 「郊外に引っ越したい」 > 「都心に引っ越したい」

テレワークの普及などによって、東京23区では、2021年に比較可能な2014年以降、初めて転出超過(14,828人)となりました。東京都全体では転入超過(5,433人)ではありましたが、2014年以降最小を記録し、2020年と比較して転入超過は8割も減りました。【総務省発表 2021年住民基本台帳の人口移動報告】 こうした実態が賃貸業界の部屋探しの現場の状況ともリンクしているようです。この点は、今回の調査で1位となった「毎月の家賃を下げたい」という条件とも密接に関りがあるように感じます。仮に同程度の面積・間取りであれば、都心部より郊外の方が一般的に賃料は割安になります。郊外への引っ越しの希望には、賃料負担の軽減という側面もあるでしょう。

 

コロナ後の社会がどうなっているか、現時点では不透明な部分もありますが、その状況よって賃貸物件へのニーズも変わってくることは間違いないでしょう。コロナ禍特有の傾向なのか、コロナ後にも当てはま
る傾向なのか、その点を見極めた入居者募集時の対応が重要となるでしょう。


□■個別相談会開催のご案内■□

202249()10()17日(日)・18日(月)

4日間で無料個別相談会を開催いたします。

賃貸経営に関することはもちろんですが、
「管理会社目線から見て今進めている賃貸計画の間取りやプランニングに問題がないか」
「家賃滞納や空室の増加で困っている」
「建築会社や金融機関を紹介してもらいたい」
「知り合い・親戚が賃貸経営を検討している」
など、ご不安やご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
ご希望がございましたら、現在建築中の現場をご案内することも可能です。
お時間や場所については、可能な限り皆様のご希望に合わせるようにいたします。
ぜひこの機会をご活用ください。

■お問い合わせ先 9:0018:00
(株)ヒロ・コーポレーション神奈川支店
TEL:044-222-8711

MAIL:tsuchiya@hiro-web.co.jp
担当 土屋(ツチヤ)

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