賃貸経営メールマガジン

VRで賃貸物件の内見

入居者募集
2016/10/27

皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。

 

2016年は「VR元年」と言われています。

VRとは、バーチャルリアリティ(Virtual Reality)の略で日本語では「仮想現実」と訳されます。

VRゴーグルと呼ばれる箱型のゴーグルを装着することで、仮想現実空間を360°のパノラマ画像で見ることができ、自分が実際にその空間にいるかのような体験ができるという技術です。

 

VRは目新しい言葉ではありませんが、なぜ2016年が「VR元年」と言われているかというとスマートフォンの普及に伴い、スマートフォンと段ボールでできた箱型のゴーグルを組み合わせる「ハコスコ」などの数千円で購入が可能な安価な製品が、大量に流通し始めたことによります。

 

また、VRに対応したテレビゲームが発売がされたことも大きく影響しているようです。

 

このVRをめぐる新しいビジネスが様々な業界で展開を始めていますが、VRは賃貸業界とも相性がいいようです。

VRで賃貸物件の内見ができるVR内見のサービスの提供が一部の仲介会社で始まっています。

 

VR内見のメリットは多く、入居希望者は夜中であろうと好きな時に内見をすることができ、予約の手間や現地への移動の必要もありません。

 

また、入居希望者によっては、ものすごく営業されるんじゃないか、10件20件も内見すると仲介会社に嫌がられるんじゃないかと思ってしまう方でも、誰に気を遣うことなく何件でも好きなだけ内見することができます。

仲介会社にとってのメリットは、内見時に案内をする人件費の削減になります。

 

そして管理会社にとっては、立地の悪い物件でも内見数が増えたり、原状回復前の部屋であっても、きれいな以前の状態の映像を見て検討してもらえる、内見後の電気の消し忘れや窓の閉め忘れ、鍵の紛失がなくなるなどのメリットがあります。

 

現在検討されているIT重説(インターネット等を利用し、対面以外の方法で不動産の売買契約および 賃貸借契約における重要事項説明を行うこと)の運用が正式に実施されると、物件募集から内見、賃貸借契約の締結まで全てネット上で行うことができるようになり、不動産仲介の無店舗営業も可能な時代がくるかもしれません。

 

VR技術を取り入れる大手仲介会社も出てきており、賃貸業界におけるVR技術の導入は今後ますます進んでいくものと思われます。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

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