賃貸経営メールマガジン

部屋選びの基準に新たな傾向?

入居者募集
2014/7/10

賃貸住宅で、入居希望者から部屋探しの際に人気がある条件の一つに『新築』という条件は外せない条件ではないだろうか?

新婚カップルや新社会人・新入学生といった人生の節目、新たなスタートを切るのに『まだ誰も入居していない』という条件は長く仲介営業マンが入居希望者に契約を勧める際に重宝された言葉だと思う。

 

今でも新築は常に人気ではありますが、部屋探しの際に『新築』や『築浅』(築2?3年)という築年数を重要視しない動きが仲介の現場では見られるようだ。

 

【新築(家賃高い)<築10年(割安感)】

紹介されていたのは、城南エリアを得意としている不動産会社へのインタビュー記事でしたが、「単身者・カップル・新婚」に紹介する築10年前後の物件が不足気味という内容だ。

 

来店する上記の入居希望ターゲットとなるユーザーの意見としては「室内に関しては、キレイに保たれていればいい」と考える方が多く家賃が新築時より1割前後安くなっている築10年前後の物件を選ぶ傾向が高まっているようだ。

また最近では『リノベーションした部屋はありますか?』という声を聞く機会も増えているようだ。

 

以前はユーザー側から「リノベーション」という言葉を聞くことなどなかったようだが、中古物件をデザイン性の高い部屋に再生するリノベーションが各メディアで取り上げられるようになり、認知度が高まったのだと推測する事が出来る。

築年数へのこだわりよりも、『オンリーワンのお洒落な部屋に住みたい』というニーズが徐々に増えているようだ。

 

今回の紹介されていた記事では、都内23区エリアでも特に賃料帯が高い城南エリアという賃貸激戦区という事もあり、築10年前後の物件でも、現在新築として供給されている物件と設備面で「バス・トイレ別」「独立洗面台」「オートロック」「2口コンロ付のシステムキッチン」などが採用されているものも多く、入居者側から見ると大きな差がないのであれば「家賃が安い方がいい」という意見が反映されている現象と考えられる。

特にメインターゲットとなる20?30代の入居者は、その上の世代よりも節約意識なども高い人が多い印象があり、より家賃へのコストパフォーマンスを訴求する傾向が強くなっているようだ。

 

これから新たに賃貸物件の建築を検討されているオーナー様にとっては、新築プレミアが以前よりも効力を失いつつあるというのは、好ましい傾向ではないし、建築コストが上昇してきている状況での家賃を含む賃貸条件の設定も以前よりも難しくなっていくように感じる。

 

逆に築年数は、経過してしまっているけれども建替えするにはまだ早いという物件を所有しているオーナー様にとっては、好ましい傾向のようにも思える。

但し、冒頭でもお伝えしているように物件の清潔さや標準化してきている設備面で不足がないという条件をクリアしているという点を抜かして考える事は難しい。

 

今月の下旬に発行を予定している『HIRO’S METHOD vol.23』では、新築物件や物件をキレイに保つ改修事例などの記事も掲載しているので是非ご参考にしていただければ幸いです。

 

 

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