賃貸経営メールマガジン

外壁塗装工事のタイミングとは?

メンテナンス・管理
2018/10/25

お持ちの物件の外壁塗装工事を検討されたことがある方は多いのではないでしょうか。しかし、どのタイミングで行うべきなのかわからないという方もいらっしゃると思います。

 

築10年が経過した頃が検討の目安になります。10年経つまでは建物に劣化が見られることはあまりないですが、10年が経過すると少しずつ劣化が目立ち始めてきます。すぐ買い替えるということが建物は簡単にできないので、状態を長持ちさせ、きれいな状態を保つためにも、少しずつメンテナンスが必要になってきます。女性はお化粧をしますが、ずっと化粧したての状態を保つのは難しいので、お化粧直しをして、きれいな状態を維持しますよね。外壁塗装工事はお化粧と似ているのではないかと思います。

 

劣化が発生する原因としては、年数の経過以外にも、紫外線・ホコリ・雨や風などによるダメージを受けてしまうからです。これらによる影響は段階的に建物に現れます。下記に段階と症状の例を記載しました。上は症状が軽いものになります。

 

①外壁のツヤがない…築8年くらいから見られることが多いです。
②チョーキング…塗料が粉っぽくなり、指で外壁を触ると粉が付着します。紫外線・雨水が防げなくなり、劣化が起こりやすくなります。
③コケや藻の繁殖…塗装部分に雨水が溜まることで発生します。高圧洗浄などで落とすことが出来ます。
④外壁・コーキングのヒビ割れ…塗装の劣化が起こりヒビ割れします。放置するとヒビが大きくなり、建物の雨漏りの原因にもなります。
⑤剥離・膨れ…外壁塗装の効果がなくなると、剥がれたり膨れたりしてしまうので、建物に直接ダメージが届いてしまいます。

 

10年が経過したら、外装工事はお金がかかるので、次の10年までのどこかを目安に計画を立てるのも良いのではないかと思います。ですが、近年の建物は、耐用年数が長い材料を使用しており、丈夫なつくりになっているものが多いので、築年数が経過しても状態が良い建物も増えています。

 

そして、工事を行う季節も重要です。雨が降ると作業ができないため、工期が伸びてしまいなかなか完了せず、入居者様にもご迷惑がかかってしまいます。最適なのは秋~春頃で、雨も少ないので計画通り工事が進むことが多いです。ただ、その時期は工事が集中するため、行うまでに時間がかかってしまう可能性もあります。外壁塗装工事は空室対策の1つにもなるので、一番賃貸を探す方が増加する春に向けて秋から冬で工事を行い、選ばれやすい物件を作るのも良いと考えます。お部屋探しはまず写真を見て決めていきますが、最終的には直接物件を見て判断するので、見た目が良いと印象も上がります。

 

お持ちの物件の築年数が10年を経過していたら、少しずつ考えていくのも良いのではないでしょうか。気になる方がいらっしゃいましたら、是非一度ご相談いただければと思います。

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