賃貸経営メールマガジン

1R対1K‼どっちがいいのか問題

不動産市況建築計画
2021/4/8

 

皆様が賃貸建築計画をされる時、建築会社さんに任せっきりにせずにどんな間取りがいいか、考えてらっしゃいますか?

建築は大きな買い物になりますから、ほとんどの方はしっかりと考えられているかと思います。

 

そこで、今回は皆様から私たち賃貸管理会社が賃貸建築計画に関して、よく頂くご質問のうちの一つ、『1Rと1Kってどっちがいいの?』について触れさせて頂きます。

 

■そもそも1Rと1Kの違いとは?

日頃、多くの賃貸建築計画をされるオーナー様方とお話をさせて頂いておりますが、実はこの1Rと1Kの違いをご理解頂いていない、もしくは、微妙に誤解されているケースを多く目にします。

簡単に申し上げますと洋室と同じ空間にキッチンがありますと1R、洋室とキッチンの空間が分けられていますと1Kということは皆様もご存知かと思います。

実際に1R・1Kを混ぜた1~5の間取り例を作ってみましたので、ご覧ください。

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さて、上記の各間取りの中で何番が1Rで何番が1Kでしょうか?

答えは3以外は全て1Rになります。

 

1番については問答無用の1Rであることは、容易にお解り頂けるかと思います。

2番についてはいかがでしょうか?キッチンが引戸で隠されています。一応空間が分けられているようにも思えますが、実はこれはキッチンという設備を隠すことができるという措置ができているだけで、1Rの部類になってしまいます。

3番はしっかりと扉で分けられていますので、完全なる1Kになります。

4番は?扉さえ設置していれば、1Kになります。惜しいですね…。

 

では、最後の5番になりますが、昨今一番多くの誤解がある間取りがこのタイプになります。

『洋室とキッチンが同じ空間になければいいんだ』と思い、なんとか扉という建具を使用しないで仕切ろうと思われた場合、カーテン(ロールタイプ含む)等で仕切ることを検討します。

しかしながら、カーテン等で簡易的に仕切っても1番と同様にキッチンという設備を隠したに過ぎず、1Kとは認められづらいのです。

一昔と違い、様々な工夫が凝らされ1Rなのか?1Kなのか?微妙なパターンの単身タイプの間取りが増えてきまして、非常に混同しやすくなってきております。

 

■結局、1Rと1Kどちらが良いのか?

結論を申し上げますと1Kが作れるのであれば、絶対的に1Kでご計画されることをおすすめ致します。

よく言われます理由は1Rはキッチンでお料理をされる時の匂いがお部屋に残る点や玄関の入れ方によっては訪問者から室内がまる見えになるケースが多いことでマイナス印象を受けやすいということです。

もちろん全体の空間が広く感じるという1R派の方もいらっしゃるかと思いますが、1Kと比較しますと上記の理由でどちらかというと少数派になります。

 

1Rは募集時の洋室畳数表記に台所部分も合算し表記し、洋室を大きく見せられるメリットがありますが、そもそもお部屋検索サイトの検索画面で1Rのチェックボックスにチェックを入れられなければ、検索に引っかかりません。

また、無事に検索され内見までこぎつけられても、内見時に募集内容の洋室の広さが感じられない等の印象を受けることも考えられます。

 

■1Rと1Kが作れる専有面積の線引き

一般的には1Rと1Kでは専有面積次第でどちらが良いのかがある程度決まってしまいます。

具体的に申し上げます。

(1)専有面積21~22㎡の場合

これぐらいの広さがあれば、よほどの形でない限り洋室6帖、半間ほどのクローゼット

を確保した1Kが作りやすいかと思います。

(2)専有面積19~20㎡の場合

この広さで1Kを作ろうと思いますと、クローゼットを設けるのに苦労しそうです。収納

がありませんと内見時に印象が悪くなるため、オープンタイプのクローゼットを設け、洋

室を6帖ほど確保できるかどうか微妙なところです。

(3)専有面積17~18㎡の場合

1Kを作るにはかなり難しくなってきます。収納を諦めるか独立洗面台を諦めるかや洋室

が5.5帖程度になってしまうなど、犠牲にしなくてはならないものが出てくるラインで

す。この辺りから1Rの方が良くなってきそうなラインかと考えますが、まだなんとか1K

を作りたいラインです。

 

上記以上の専有面積の場合は1K以上の間取りを検討するべきですが、上記(3)を下回る専有面積の場合は必然的に1Rでのご計画にするしかない状況となります。

 

『どうしても専有面積やお部屋の形の関係等で1Rしか作れなそうだ』という場合、キッチンと洋室の空間は分けられなくても、玄関の入れ方によっては訪問者からお部屋がまる見えになる状況を避けられる可能性はあります。

 

弊社では賃貸建築のコンサルティングをさせて頂いておりますが、このような限られた条件下の間取りの工夫も得意としております。

賃貸建築計画をされる場合は、弊社へご計画が確定する前にお気軽にご相談ください。

 

東京本社 アンサー事業部 夏 啓安

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