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トラブル
2015/5/28

今週は横浜支店の門脇がお伝えさせていただきます。

 

住宅に潜む犯罪『侵入窃盗』をお伝えさせていただきます。

 

昨今は凶悪犯罪や危険薬物、自然災害などのニュースが大きく報道される中で、最近は住宅の防犯高性能化及び住宅警備などの発達に伴い減少はしているものの侵入窃盗は未だに問題は潜在おります。

侵入窃盗の認知件数は、平成15年以降からは減少に転じましたが、平成26年は93,566件(前年比-12.8%)で減少しています。

しかしながら、一日当たり約132件もの住宅に対する空き巣(侵入窃盗)が発生しており、未だ多くの住宅が被害に遭っているのです。

(データ出典:警察庁 住まいる防犯110番)

 

まず、侵入窃盗の手口としては

・無締り

・ガラス破り

・ドア錠破り(ドアの隙間にバールを差し込む)、その他の施錠空け以上3つが多数を占めておりまして

 

戸建て住戸においては

平成26年総数36,035件中、【1位】無締り46.2%、【2位】ガラス破り36.4%

【3位】ドア破り3.1%

 

共同住宅(4階建て以上)

平成26年総数4,341件中、【1位】無締り43%、【2位】ガラス破り23.3%

【3位】その他(ピッキング、サムターン回し等)の施錠空け3%

 

共同住宅(3階建て以上)

平成26年総数12,135件中、【1位】無締り43.6%、【2位】ガラス破り35.6%

【3位】その他(ピッキング、サムターン回し等)の施錠空け2.4%

 

無締り、ガラス破りが圧倒的に多く行われていることがわかります。

(データ出典:警察庁 住まいる防犯110番)

 

侵入窃盗が犯行に及ぶ時間帯としては狙った住戸の入居者によってパターンが違いますが、もっとも犯行に及びやすいのは、午前8時から10時ころというデータもあります。

だいたい、この時間帯に学生や社会人ならその時間帯には外出をしていますし、家にいても洗濯掃除をしていて、侵入がわからなかったり、ゴミ捨てに行って鍵を無締りのまま出てしまい、近所の人と長話をしてしまう等、ちょっとした瞬間(7割の犯人が10分以内に犯行を終える)に犯行に及ばれます。

 

侵入窃盗の犯人は大抵の場合は何日もかけて現場を下見するようです。

その家人数、外出時間、帰宅時間、人目のつきにくい死角の有無、侵入から脱出までの経路等を普通のどこにでもいるようなサラリーマンの格好等その地域にあった格好で現場の下見をします。

その下見において、犯人に目を付けられないよにするには、住戸の周りの整頓等をして死角をなくす、警備会社などの導入を検討する(導入の有無で犯人は犯行を避ける)等の周辺環境からの見直しをしてみるなどが挙げられます。

 

しかし、ちゃんと戸締りをしていているので大丈夫と思っていても侵入を許してしまう場合もあります。

 

先ほどの犯行時間において、7割の犯人が10分以内に犯行を終えることから、できるだけ、侵入までに時間をとらせせることが重要です。

侵入窃盗のうち1位は無締りでこれはどんな防犯設備を導入しても意識の問題ですので、各個人にお任せになってしまいますが、2位のガラス破りはガラスの防犯設備の導入で犯行を抑えることができると思います。

まずは防犯ガラスの導入をご検討いただき、補助錠を付けることで犯人の侵入をかなり遅らせることができます。先ほど、犯人は10分以内で犯行を終わるとことがほとんどとのことから5分以内に侵入できない場合、7割以上の犯人が犯行をあきらめるとのことです。

お部屋に侵入される前の窓で防ぐには防犯ガラス、補助錠などで侵入の手間をかけることが重要なポイントとなります。

 

皆様のご自宅だけでなく、お持ちの財産としての賃貸住宅の建築の際には防犯設備の導入のご検討と中古賃貸物件で、その設備の導入が無いから不安だという方がいらっしゃったらこの際に導入のご検討いただき、弊社へご相談いただき管理会社からの目線で、侵入窃盗犯に負けない物件のお手伝いをさせていただけたらと存じます。

 

長文お付き合いいただき誠にありがとうございました。

 

 

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