賃貸経営メールマガジン

ライフスタイルを想像する

住宅設備
2012/5/10

みなさんこんにちは。今回は清水が担当いたします。

連休はそれぞれに有意義な時間をお過ごしのことと思います。

今年は9連休を存分に楽しんだ方もきっとおられるのでしょう。

ゴールデンウィークが過ぎれば次に来るのは日本特有の梅雨です。
皆さんはどのように梅雨時を賢く乗り切っているのでしょう。

『洗濯物が乾かない』、『干せる場所がない』など洗濯の不都合や、『湿気でカビや虫が発生する』など、衛生面に悩まされることもあります。

それは、購入住宅でも賃貸住宅でも同様に言えます。
統計【住宅・不動産情報ポータルサイトHOME’S調べ】によれば、ひとり暮らしの26.9%は『天候に関係なく常に部屋干し』と回答しています。ちなみに、天候に応じ部屋干しをすると回答した単身者は全体の33.8%です。

屋外干しにしない理由としては、帰宅時間が遅く日中に取り込めないことや、不在時の防犯上、花粉付着の防止、夜洗濯をする、など様々です。

天候に関わらず、忙しい単身者こその生活習慣などが反映された結果と言えます。
室内物干がない部屋では、『ドアや鴨井に引っ掛ける』22.7%、『カーテンレール』17.6%、『浴室』13.4%(全て単一回答)と、どうやら動線の邪魔や目的にそぐわない不自由が生じており、ストレスをかかえているのが現状のようです。
最近の賃貸住宅はフローリング洋室が主流で、まず鴨井などは見当たりません。

カーテンレールに濡れて重みを増した衣類をいくつも干せば、レールの歪みや破損に繋がりかねません。入居者が自分で壁や天井に取り付けたくとも、原状回復ルールの壁があり費用負担に抵抗があります。自らのオーナーに相談できず終いの入居者も多いことでしょう。
最近の新築マンションでは、浴室乾燥機は標準仕様としているところが多く見受けられます。エアコンに至ってはもはや設置されていないとマイナス評価です。間取りとターゲットから、そこに生活する人のライフスタイルが見えてきます。つまり当り前の利便性を考慮してあげれば良いのです。

入浴に時間差の生じる共働き世帯には追い焚き機能を、ファミリー世帯には親子で使える広い浴槽や収納を、単身女性でも安心できる防犯強化を、といった自然に出てくる発想です。
入居者満足こそが健全な賃貸経営の根幹です。
建物が古くなり、今さら浴室乾燥機の設置や天井補強に費用をかけられない場合にも、入居促進の方法はあります。快適に住んでもらえるようにすれば良いのですから、ちょうどこの梅雨時季を前に空室でお困りであれば、除湿機や布団乾燥機を入居特典としてプレゼントされたりしてみてはいかがでしょう。一度発生すると厄介なカビの発生を抑制できたり空気をきれいに無臭に保つことは、後の修繕負担の軽減に繋がることでしょう。
実際に、梅雨時のストレスで転居を考えたという方は、賃貸住宅に至っては36.1%もいるのです。健康に快適に住まえる環境こそが、長く住んでもらえる秘訣のようです。
最後までお付合いいただきありがとうございました。

 

 

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