賃貸経営メールマガジン

新しい賃貸のカタチ

コンセプト物件トレンド
2013/3/21
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション

こんにちは。今週末、桜が見頃を迎えますね。気分まで明るくなります。
本日は阿部が担当いたします。

 

賃貸住宅は、ただ単に「住まう」ためのものから常に進化し続けています。

賃貸は住宅着工の3分の1以上を占めている、住宅には欠かせないものです。

昨年の秋から賃貸住宅の着工戸数が、分譲や注文一戸建てを大幅に上回る勢いで増加しているという結果が出たのは2014年度以降に予定される消費税の増税や相続税の基礎控除枠縮小を見据えた節税対策が活発になったことも追い風になっていると考えられています。

 

現在、賃貸住宅の空室は全国で400万戸を超え、おおよそ4戸に1戸が空いていると言われるまでになりました。

賃貸を建てればすぐに借り手がつく、と言われていた時代が終わったことは明白です。

その新築戸数が増えていく中で大切なのが“差別化”であり、今は新築当初から競合が多いため、なにか特徴がないと、スタート時点から空室が出てしまうという状況に陥りかねません。

 

そのため分譲住宅と同様に、クオリティの高い演出や、使い勝手の良い仕様など顧客の多様なニーズに対応しようという姿勢が顕著に現れています。

また、既存の賃貸住宅でも、空室解消のためにさまざまな工夫がされるようになりました。

 

今回はその差別化物件の一つをご紹介します。

賃貸住宅としてコアな層から人気を誇るシェアハウス。ここ数年でシェアハウスの戸数は大幅に飛躍しました。さらに、新たな取り組みがなされ最近耳にするようになった、次世代型シェアハウスの『ソーシャルアパートメント』というものがあります。

シェアハウスと違う点はどこなのでしょう。

 

一般的に、一軒家でおこなうシェアハウスに対し、ソーシャルアパートメントは40人前後の大型な物件。

そして、充実した共用部の設備で、一人暮らしより「ちょっとした贅沢」気分を味わえる、さらに、住んでいる人々の多様性を活用し、社交性が向上するという3点が特徴です。

 

世帯数が多いため共用で使用する設備や施設が広く、豪華になっていることが魅力で、ライブラリーやビリヤード台、スタジオ、ラウンジなどが充実しています。

あるソーシャルアパートメントでは、キッチンウェアブランド「ル・クルーゼ」とコラボレーションし「ル・クルーゼ」の調理器具・食器類を導入、さらには共用キッチンスペースにおいて「ル・クルーゼ」を使った料理教室の定期開催を実施するといった新しい取り組みも試みています。

ホームベーカリーや健康志向型の電子レンジ「ヘルシオ」、圧力鍋などをキッチンに用意した物件も登場しています。

 

そして何より、ソーシャルアパートメントに入居する最大のメリットは住む人々の多様性です。様々な職種の人が共存し、自分と共通の何かを持っている人を探すこともでき、通常出逢えないような新しい価値観や仕事観を持っている人と出逢うこともできます。

 

シェアハウスのように人数が少ないと、気が合わない、趣味や話題が合わない時になかなか楽しみにくいこともありますがここでは人数の多さから、それはさほど気にならないとのこと。

 

人付き合いが苦手な若者が増えてきたと言われ、会社で雑談することもままならない社員が増えてきたと言われている昨今。

ソーシャルアパートメントのような物件が増え、人との関わりを避けてきた若者が積極的に色々な人に出会える場に出向き、日本全体が活気づくと思うと明るい未来が感じられます。

ソーシャルアパートメントの定義は社会勉強のできる賃貸住宅、といったところでしょうか。

社会勉強のできる賃貸住宅。これも賃貸住宅の差別化の一つといえます。

みなに平等に与えられている時間をどう有効に使い、心を豊かに育むか。

そのヒントが賃貸住宅に隠されているということは不動産業が様々な事業に関わり、人々の生活だけでなく人としての成長・育成にも果たす役割が大きいものになってきていると言える一例と言えます。

 

みなさんの賃貸物件はどこに注力し、何にこだわりを持っていますか?

賃貸を、仮の住まいだという認識ではなく長きにわたって入居者の支持を得続けるようにするため社会的ソリューション(解決策)を意識した賃貸住宅にするには、不動産業界もオーナー様の知恵もまだまだ存分に活かせることがあるのではないでしょうか。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

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