賃貸経営メールマガジン

アパート建築の落とし穴6 雨に注意編

2011/5/26
賃貸経営・アパート経営ならヒロ・コーポレーション

皆様こんにちは。本日は野崎がお伝えします。

5月19日から22日までの4日間、東京ビッグサイトにて行われた【朝日 住まいづくりフェア】に出展し、同会場内で賃貸経営セミナーも開催しました。イベント中はとても沢山のお客様がお越しになり、賃貸経営セミナーは満席で立ち見のお客様もいらっしゃいました。

本当にありがとうございました。

さて、今回の【アパート建築の落とし穴】『雨』です。

関東の梅雨入り平年値は6月8日です。

そろそろじめっとした梅雨入りです。本当に嫌ですね。

入居希望者も梅雨時期は動きが悪いのですが、入居希望者を募集している賃貸物件まで連れ出す事ができたとしましても、賃貸物件には雨の事が考慮されている物件と雨に弱い物件が存在するのです。

まずは『ポスト』です。これは玄関にあるタイプと集合ポストとして建物エントランスにある場合があります。

集合ポストはそれ自体に防水加工してあり、外にあっても郵便物が濡れないはずですが、防水加工されていなく雨になるとポスト内の書類が濡れてしまう事に気付く事があります。

(防水加工していても郵便物が多く、口が開いてしまうと結局濡れてしまう)念の為、屋根がある雨が入ってこない共用部などに集合ポストを設けるか、ポストに庇を設置するのが良いでしょう。玄関ポストの場合も新聞など長い書類は完全にポストに入らず、書類がポストから出ている状態を見かける場合があります。

後で述べますが、玄関に庇がない物件も多く、やはり書類が濡れてしまうのです。

入居者の立場になって考えてみるといかがでしょうか。

雨の日はいつも書類が濡れてしまい、時には大切な重要書類が濡れてしまう事も・・・

これでは長くは住みたくなくなってしまうのではないでしょうか。

続いては玄関庇や共用廊下や共用階段の屋根です。庇や屋根や共用廊下、バルコニーが1m以上突き出ている物は建蔽率に入ってしまいます

また、突起物は北側斜線や道路斜線の影響も受けます。

その為、建物が建蔽率いっぱいになってしまったり、斜線を避ける為に庇などを設ける事ができなくなってしまう事があります。

しかしながら、強い雨の日に玄関ドアを開けるとすぐに濡れてしまう物件と屋根がしっかりと配慮され、共用階段を下りるまで濡れずに済む物件でしたら、前者は入居後の生活が嫌になってしまい、後者はオーナー様や建築会社の設計配慮にきっと気付くでしょう。

また、雨の日に助かる設備としましては、浴室乾燥機ホスクリーンなどの室内洗濯物干し場です。特にホスクリーンは安価ですから、設置しておくと良いでしょう。

シャッターを電動にすると強い雨の日にサッシを開けずに閉める事ができますから、雨が室内に入ってこなく便利です。

『雨』の事も考慮しながら設計・仕様打ち合わせをしないといけないのです。

こちらも実際に入居者と接し、入居者の声を聞いている賃貸管理会社ならではのご提案が活かされると思われます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。

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