賃貸経営メールマガジン

賃貸駐車場の注意点

駐車場
2014/3/20

 

2013年、賃貸で一番人気だった関東圏の街はどこなのか。

大手サイトHOME’Sさんが集計した、全国エリア別人気の街ランキング2013年が今年1月下旬に発表されました。

上位10位は下記のようになっています。

 

第1位  池袋
第2位  荻窪
第3位  大宮
第4位  三軒茶屋
第5位  川崎
第6位  高円寺
第7位  吉祥寺
第8位  恵比寿
第9位  葛西
第10位 中野

 

数年前までは単身者向け物件が圧倒的に多かった賃貸業界ですが、このランキングからもわかるように、2人入居以上の賃貸が多いことで知られるエリア(大宮・川崎・葛西など)もジワジワと物件数が増え人気も上昇し、ランクイン数が増え、またはランキングを伸ばしており、賃貸市場のターゲットの広がりがうかがえます。

弊社が管理させていただく物件にも、1LDKや2LDKの新築が増えてきました。

 

そんな2人入居以上の賃貸を計画する上で見落としがちなのが、外構の一部である賃貸駐車場です。

皆さまもご存知のように、マイカー保有率は年々減少の一途をたどり、特に都心部では敷地内駐車場を併設する賃貸は随分少なくなりました。

しかし、2人入居以上の賃貸には1台や2台分ほどの駐車スペースを確保するオーナー様もいらっしゃいます。

 

ここで気をつけなければならないのが、駐車場のサイズ。

 

実は、駐車場のサイズには法律の規定がありません。

国土交通省による標準駐車場条例では、

軽自動車  長さ3.6m×幅2.0m
小型乗用車 長さ5.0m×幅2.3m
普通乗用車 長さ6.0m×幅2.5m

をモデルとしていると言われています。

 

また、財団法人駐車場整備推進機構(すでに解散)による一般的に必要最低限と言われていたサイズは

軽自動車  長さ4.0m×幅2.2m
小型乗用車 長さ5.0m×幅2.6m
普通乗用車 長さ5.9m×幅2.9m

となっていました。ただし、これらの設定条件は前面道路の幅員が6m以上の場合を想定しており、前面道路の幅員が4mの場合なら幅をさらに60cmほど広く考える必要があり、4m未満の狭あい道路の場合には、もっと余裕が必要となります。

 

最近は軽自動車の普及率が圧倒的に伸びておりますので、敷地の広さに余裕がない場合などは軽自動車専用の駐車場にするのも有効かもしれません。

しかし、駐車場を作ることによって駐輪場スペースが取れなくなり、入居率が落ちてしまうといった可能性もありますので、賃貸をご計画の際には、賃貸管理会社にご計画地周辺が車を保有するエリアなのか、バイク所有者が多いエリアなのか等、間取りだけでなく市場を確認いただくことをお薦めいたします。

 

 

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