賃貸経営メールマガジン

『HEMS』へむす!?

ECO(エコ)
2012/6/7

皆様こんにちは。

本日は和田がお伝えします。

今日は「HEMS」のお話です。

見慣れない言葉ですが、「HEMS]はヘムスと読みます。

「ホーム・エネルギー・マネジメント・システム」の頭文字を略したもので、訳すと「住宅のエネルギーをネットワーク化し、効率よく管理するシステム=省エネシステム」の事です。

「HEMS」の役割には大きく分けて、「制御」と「表示」の2つがあります。

具体的には、太陽光発電や蓄電池と家電をネットワークでつなぎ、夜間の安い深夜電力を蓄電したり、太陽光で発電した余剰電力を売電したり、停電時に蓄電池の電力を使用できるように蓄電池の残量が1/2にならないようにするなど、住宅全体のエネルギーを「制御」します。

またエアコンや照明の設定を室温や明るさにあわせて自動で変えたり、あらかじめ設定した電力量を超えそうな場合に指定した家電のスイッチを自動で切るといった「制御」も行います。

そしてもう一つの役割が、エネルギーの使用状況を液晶モニターで視覚化し、確認できるようにする「表示」です。

総使用電力の確認や消し忘れの確認などができます。

また目に見えるようにすることで省エネ意識を高め、省エネ行動につながるようにします。

この「HEMS]はスマートハウスの中核であり、積水ハウスが独自開発した太陽電池・燃料電池・蓄電池の3電池を連動制御する「グリーンファーストハイブリッド」など、各ハウスメーカーも相次いで新商品を発売していることから、この市場に対する期待度がうかがえます。

4/19から経済産業省による「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(HEMS導入事業)」の一般申請受付も開始され、「表示」機能等の基準を満たした補助対象機器を導入する際、10万円を限度として補助金が交付されます。

このように政府の後押しや電力需給の不安、エコ志向が背景にあって、住宅設備市場は好調です。

スマートハウス元年と呼ばれた2011年から、今年は各社とも独自色を出すために必死のようです。

競争が激化するスマートハウス市場に今後も注目です。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

PICK UP
全カテゴリー注目NO1

RECOMMEND
オススメ記事

TOP