賃貸経営メールマガジン

高性能賃貸 ZEH(ゼッチ)集合住宅始まる

建築計画
2018/8/30

賃貸アパートマンションが供給過剰と言われている中、どんな賃貸物件を建てれば競合に負けない入居率の高い賃貸になるのか、悩んでいる方は多いでしょう。

 

『ネット無料』、『宅配ボックス』、『防犯設備』など差別化できる設備が多数ありますが、導入率が高まると差別化も薄れ、まだ珍しい差別化項目を見つけるのは大変です。そこで紹介したいのが【ZEH】ゼッチです。

 

ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの事で、高性能な設備と太陽光発電により生活のエネルギーを賄おうというものです。これまでは太陽光発電を屋根に搭載していても共用の電気代などに利用し、オーナー様には得でも、入居者様メリットにはなりませんでした。【ZEH】は太陽光発電の電気を入居者様へ還元しますので、入居者様の光熱費負担が少なくなり、入居率アップに繋がります。当然に賃料の上乗せを考えるべきですが、入居者様メリットがあるように上乗せ幅を高額にしない方が望ましいです。

 

【ZEH】の集合住宅には『補助金』があります。1次公募が6月1日から始まり、2次公募は8月1日~8月31日までになります。6階建て以上は公募が終了していますので、5階建て以下が対象になります。補助金は『70万円×全戸数』になります。

 

1~3階建ての場合、入居者様が生活で使う電気やガスのエネルギー使用量の75%以上を省エネと再エネで賄えなければいけません。省エネ設備で20%以上、残りの再エネ(主に太陽光発電)で55%以上を
賄う事になります。4階、5階の場合は省エネ・再エネで生活で使うエネルギーの50%以上を賄える事が条件です。その為、高性能設備【高性能外皮(断熱材・窓)、高効率暖冷房設備、高効率給湯設備、高効率換気設備、高効率照明設備および太陽光発電設備等の再生可能エネルギーシステム】が必要になります。

 

2018年7月20日現在、ZEH集合住宅が建築できる登録された建築会社は15社のみです。おそらくこの15社の営業マンにZEH賃貸を依頼しましても多くの営業マンが経験をしていないので、難易度が高く嫌がる方も多いでしょう。弊社でお付き合いしている建築会社の営業マンの中で、積極的にZHE賃貸に取り組み受注をしている方もおります。

 

今のところZEH集合住宅で他社と競合する事はほぼないようです。ご興味がある方は是非、お問い合わせください。

 

アンサー事業部 野崎 正裕

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