賃貸経営メールマガジン

賃貸物件の入居率とカーシェアリング

駐車場
2017/3/30

皆様こんにちは。本日は和田がお伝えします。

 

最近、街中の駐車場の一角で「カーシェアリング」の看板を見かけることが多くなりました。

昨今の経済情勢からマイカーを保有しないという世帯が増えているという話を聞きますが、マイカーを保有せずカーシェアリングを利用するという人が増えているからなのでしょう。

 

マイカーを保有しない大きな理由は車の維持費ですが、カーシェアリングの場合、自動車税や車検代、保険代、駐車場代などの維持費がかかりません。

 

同じ様に車を借りるサービスにレンタカーがありますが、レンタカーと違うのは、入会手続きをして、車が空いていれば24時間利用可能という手軽さがあります。

普段の買い物や家族の送迎など、30分くらいの短時間での用事にも利用できるのです。

またレンタカーの場合、利用料金とは別に返却時にガソリンを満タンにする負担と手間がかかりますが、カーシェアリングでは、ガソリン代は利用料金に含まれているという違いがあります。

 

最初はコンビニやコインパーキング、分譲マンションへの導入が多かったカーシェアリングですが、最近は賃貸物件への導入も進んできているようです。

 

「タイムズ24」が実施したアンケート調査によると、カーシェアリングが設置されている集合住宅居住者の45%がカーシェアリングが設置されていることが入居の後押しになった、80%の方が物件満足度の向上に影響したと回答しています。

カーシェアリングが設置されていない集合住宅居住者では、83%がカーシェアリングの設置を希望すると回答しています。

また、転居検討物件にカーシェアリングがあると、入居決定の後押しになると回答している人が81%もいるそうです。

 

この調査から、カーシェアリングの設置の有無が入居率や物件満足度に影響があることがわかります。

カーシェアリングの導入により、収入が増え、競合物件との差別化により入居率も向上するのであれば、活用しない手はないでしょう。

今後カーシェアリングの普及が進み、利用者が増えてくると、ますますマイカー保有者が減少することも考えられます。

敷地内の駐車場が空いている賃貸物件を所有しているオーナー様は、カーシェアリングの導入を一度検討してみてはいかがでしょうか。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

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