賃貸経営メールマガジン

コンセプトマンション

コンセプト物件
2012/8/2

今回は清水が担当いたします。

『女性が自分らしく生きるための『くらし価値』を提案する』というコンセプトの賃貸マンションが大手某ハウスメーカーから発表されました。

女性の感性や嗜好に合わせた提案を取り入れるそうで、デザイン性や防犯性の高い外観や間取り、インテリアになるほか、新しい省エネ家電や美容機器も設備として導入されます。また、入居者同士で交流が深められる共用サロンがあり、美容・料理などのセミナー開催など交流の場が設けられるとのことです。

携帯できる電話がいつの間にカメラにもテレビにもなり、マイホームの鍵にも電子マネーにもなる時代ですから、賃貸住宅だって、もう住むだけの時代ではなくなってきているという事なのでしょうか。

 

シェアハウスなどを発端に、コミュニケーションの場を提供し、近所付き合いが苦手とされる首都圏の風潮を見直すようになってきているとも言えます。

 

某ハウスメーカーは『短期体験入居型』と呼ばれる『お試しステイ』を運用した結果、住んで納得してから入居が決められるうえ、最新家電や美容器具なども納得がいくまで試せる、と大好評を博したようです。

 

このようなコンセプトマンションは、仮住まいとしての身軽さが売りの賃貸住宅という発想ではなく、賃貸住宅だからこそ活かせる自由で革新的な面をあえて強調し、住みたいのはここだと目的を明確にさせる賃貸支持者を作り出すことに寄与している例と言えるかもしれません。

 

賃料設定の面では、周辺の一般住宅との相場比較をした際に、この目には見えないコンセプト分がどの程度見込まれているのかは大変気になるところです。

 

付加価値と呼ぶよりは主体となっている点で、金額に表すのが非常に難しいところです。

 

しかし、今後もこのような特異性をもつマンションはもっと増え、差別化ではより注目されていくことと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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