賃貸経営メールマガジン

~これから賃貸併用住宅を建てる方へ~ これだけは気を付けてください!

賃貸併用住宅建築計画
2018/6/21

マイホームを建築するとその住宅ローン返済は給与所得から返済しなければいけませんが、「マイホーム」に「賃貸世帯」を加えた『賃貸併用住宅』を建築すると建築費がマイホームのみと比べ高額になるものの、賃貸収入が加わりますので、ローン返済を軽くしたり、賃貸世帯が多ければプラスの収入を得る事が可能です。

 

マイホームのみをお考えのお客様に対しても、土地に余裕があれば『賃貸併用住宅』を勧める建築会社も多いでしょう。それはローン返済を軽くするための提案でもあり、建築請負金額がマイホームのみより高額になる建築会社側の理由でもあります。

 

しかし、『賃貸併用住宅』ならではのトラブルも頻繁に起きており、建築会社からはマイナス面を説明する機会はないでしょうから、これから計画されている方の参考になればと思い、お届けします。

 

最も重視しなければならないのが、【音】です。特に上下階の騒音で、次に隣接世帯との横の騒音です。

 

マイホームでの生活で小学生位までの小さなお子様がいる方は多いと思います。子供が建物内で遊ぶ音は通常の生活音を超えます。子供が飛び跳ねる音や笑い声が入居者に耐えられない騒音になってしまいます。折角手に入れたマイホームで、所有者様ご家族が音を出せない生活をしなければいけないのは気の毒でなりません。

 

以前もこのような『賃貸併用住宅』と『騒音』の問題をメールマガジンで配信した事がありますが、10年前も現在も全く改善されない問題です。『賃貸併用住宅』を建てる方の多くがこの音の問題を気にされていますので、施工会社へ音が大丈夫なのか再三確認されています。

 

しかし、建物が完成し生活が始まると、まさかのトラブルになってしまうのです。建築会社は自社建物で騒音対策をしていますので、カタログなどにより遮音性能をお客様へ説明しますが、標準仕様の遮音性能では足りないことに気づくのです。

ですから『賃貸併用住宅』を建てる方でお子様がいる場合は、子供の生活音が物凄い騒音になってしまう事を考慮した上で、建物構造の選択や必要以上の防音工事を検討してほしいと思います。

 

騒音トラブル後に賃貸世帯の貸し出しを止める方がおります。それでは無駄にお金がかかった大きな建物でしかありません。どうして賃貸を加えたしまったのか、後悔しか残りません。

 

『賃貸併用住宅』をお考えの際は、賃貸に詳しい人の意見も大事だと思います。是非、ご自宅で快適に生活できる『賃貸併用住宅』を創り上げてください。音以外にも気を付けなければいけない箇所が『賃貸併用住宅』にはありますからどんな事でもご相談頂ければと思います。

 

アンサー事業部 野崎 正裕

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