賃貸経営メールマガジン

2019年振り返り、そして2020年はどうなる!?

トレンド
2019/12/26

早いもので2019年もあと僅かとなりました。と毎年この頃になりますと、口癖のように
この決まり文句を言っている気がしますが、本当にこの一年もありがたいことに大変忙
しい日々を過ごさせて頂きました。
月並みですが、皆様にとりまして2019年はどのような年だったでしょうか?

今年最後のメルマガとなりますので、賃貸業界や弊社がどのような2019年であったかを
世間の出来事とともに振り返り、どのような2020年になるのか?なって欲しい願望とと
もにお伝えして参ります。
※個人的見解・主観で取り上げておりますので、異論はご容赦ください。

 

2019年1月~3月
・箱根駅伝で東海大学が初の総合優勝
・レスリング 吉田沙保里が引退表明
・横綱稀勢の里が引退
・テニス 大阪なおみが全豪オープン優勝、初の世界ランク1位に
・オリンピック代表候補の競泳 池江璃花子が白血病公表
・マリナーズ イチローが引退表明
・探査機はやぶさ2が小惑星リュウグウに着地成功

この1~3月はスポーツ界で大偉業から非常に残念なニュース含め大きな変動が多くあり
ました。

この頃、私たち賃貸管理会社・業界は非常に盛況な繁忙期を迎えておりました。
世間では賃貸物件が供給過多であるのではないかという見かたをしている節がある一方、
弊社では一時的ではありますが、空室率が1%を切る(例年ですと2~3%前後)こともあり、
大変喜ばしくもありましたが、あまりの驚異的な成約数に驚いておりました。

業界では法人契約の増加が一因とみているという情報もありましたが、IT化が進んだこ
の業界では情報の露出度・問合せ・空室確認から内見依頼、そしてご案内まで以前と比較し、
ワンストップサービスが進んだことも要因かと思われます。

そして、消費税増税の経過措置もこの3月までとなっておりましたが、今になって思い
ますと、不動産業界は今回あまり5%⇒8%時のような駆け込み需要がなかったと感じて
おります。
やはり、3%の増税と2%の増税ではたった1%の違いではありますが、そのためだけに
不動産の購入や建築を急ぐという気持ちになれなかったのかなと思いました。

 

2019年4~6月
・天皇陛下が即位し、平成から令和へ改元
・外国人労働者の受入れ拡大する改正出入国管理・難民認定法が施行
・池袋で高齢ドライバー暴走で死者の出る事故が発生
・大津市で信号待ちをする保育園児が巻き込まれる車同士の衝突事故発生
・川崎市で通学用スクールバス待ちをする児童らが刃物を持った男に刺される事件が発生
・将棋 羽生善治九段が通算勝利歴代単独1位に

平成の天皇陛下が退位、皇太子の徳仁親王殿下が第126代天皇に即位され、令和時代へ。
しかしながら、世間では非常に痛ましい事故や事件が発生し、悲しみに包まれました時期
でもありました。特に高齢者ドライバー問題等の車による事故、凶悪な殺人事件が衝撃的
で、暗く影を落とすニュースが連日報道されておりました。

この頃、賃貸業界にとって改正出入国管理・難民認定法の施行は大きな変革となったと記
憶しております。もちろん、この改正法によるリスクも存在するかもしれませんし、改善
の余地もまだあるのかもしれません。
しかしながら、賃貸市場で最も重要なポイントともいえ、高齢化が加速する日本で人口が
減少していくという、賃貸業界の不安やリスクを補える側面を持つ改正法でありました。

 

2019年7~9月
・仁徳陵等の古墳群が世界遺産登録
・京都アニメーション放火事件で多数の死者
・ゴルフ 渋野日向子が全英女子で優勝
・茨城県常磐道であおり運転のすえ、暴行事件発生
・ラグビーW杯日本大会開幕、日本が初の8強入り
・巨人 阿部慎之助が引退表明

激しい怒りと深い悲しみに包まれる事件やあおり運転のすえの暴行事件のような由々しき
問題まで暗いニュースもありましたが、またもやスポーツ界の偉業があった時期でありま
した。

さて、この頃の賃貸業界というよりも、不動産業界のみならず全ての業界が10月に控えて
いた消費税の増税に備え、対応に追われていた時期であったと思います。
幸い弊社は居住用の不動産をメインに扱っている管理会社でありますので、賃料等のよう
に消費税非課税のモノが多く、他業界ほど大変な思いをしなかったと思います。

ただ、事業系の賃貸や原状回復等の修繕関係では、金額も大きくなることが多く、賃貸人や賃
借人の負担が大きくなる部分ですので、なるべく費用がかからないような、方策・対策を
新築計画時から考えて参りたいと思っております。

 

2019年10~12月
・いよいよ消費税率10%へ
・400勝投手の金田正一さん逝去
・ノーベル化学賞に旭化成の吉野彰氏が受賞
・東日本で猛威を振るった9月の台風15号に次ぎ、19・21号と相次ぎ大きな被害を残す
・沖縄首里城で火災が発生し、主要部分が焼失
・野球の国際大会プレミア12、侍ジャパンが初優勝
・ローマ教皇が38年ぶりに来日

遂に消費税が10%となり、店内での飲食であるがテイクアウトを偽りイートイン脱税なる
問題が取り上げられました。ただ、この問題は顧客の気が変わったり、そもそも店員の
勘違いや未処理のケースが殆どであり、脱税という言葉が適切なのかという意見も多く
あります。

そして、この時期に不動産業界で一番大きかった出来事は、何といっても猛威を振るった
台風被害でした。それも9月に15号が千葉県に大きな爪痕を残し、10月には19・21号が相
次ぎ上陸。15号で負った被害の復旧を大幅に遅らせました。多くの建物が浸水被害や窓ガラ
スが割れる、屋根が吹き飛ぶ等の損傷を負うどころか多くの死者もでました。
昨今まで建物については耐震・免震と様々な商品が多く開発されておりましたが、改めて
台風という自然災害へも建物の対策が今まで以上に必要なのではないかと考えさせられま
した。

 

と、2019年を振り返って参りました。偉業も多く明るい出来事もありましたが、悲しい衝撃
的な出来事も非常に多かったと思います。来年の2020年はどうか暗い出来事・ニュースが
可能な限り少なくなってくれればと願うばかりです。

そして、不動産業界(特に賃貸業界)は120年ぶりの民法改正に備える年となります。
施行されることは決定しているにも関わらず、まだはっきりしていない事も多く課題を残
しています。弊社も管理会社として、どのような問題があるのか、そして最善の解決方法
またはリスクを軽減する方法等、蓄積して参りますので、いつでもお気軽にお問合せ下さ
い。

繰り返しになりますが、今年のメルマガは本号で最後となります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
2020年も皆様にとってより良い素敵な年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

 

神奈川支店 アンサー事業部
夏 啓安

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