賃貸経営メールマガジン

リノベーションするべきかの見極めについて

2008/4/19

みなさんこんにちは、今回は車が担当させていただきます。

今回は、リノベーション(再生)すべきかどうかの見極めについてお話します。

まず、物件に手を入れようかと考える要因について考えて見ましょう。

何かしなくてはと思う一番の要因としては、お部屋が決まりにくい、もしくは空室期間が長期化しているなどの物件の競争力が低下してきた場合が挙げられると思います。

競争力低下ということを考えますと、物件の築年数は必ずしも古いからということにはならないと思います。

当然、10年を経過した物件の場合は、外壁、防水などの修繕を含めて、そろそろ手を入れなくてはということになりますが、そこまで経過していない場合は、手を入れるべきか迷うところだと思います。

リノベーションの場合は、定期的な修繕とは少し考え方が異なりますので、行うかどうかは、慎重に検討する必要が有ります。

まず具体的な計画に移る前にやっておきたいことが、競争力が低下している原因をしっかりと把握することです。

長期空室が続いている場合も同じですが、物件自体をしっかりと観察してみましょう。その観察の仕方は、自分がこの部屋を借りるかどうか検討しながら見ましょう。

まず、物件の外回り

ゴミは落ちていないか

雑草が無造作に生えていないか

自転車置場やゴミ置場は整理整頓できているか

共用灯はしっかりと点灯するか

集合ポストにチラシが汚く投函されていないか

物件掲示板が有る場合に掲示物は古くなっていないか

共用廊下、外壁、階段手すりなどが汚れていないか

続いて、室内

床にほこりがたまっていないか

窓ガラスが汚れていないか

水まわりがきちんと清掃されているか

部屋が臭くないか。長期間空室が続くと配管の水が乾燥して臭気が室内に充満してしまう場合があります。

網戸などの建てつけは悪くないか

などなど、チョット考えただけでも幾つか出てきますね。

築浅の物件でも上記項目のすべてが当てはまるような状況では、入居希望者は、おそらく出てこないでしょう。

その他にも、募集の仕方や物件のイメージを上げるためにディスプレイを施して、オープンルームをしてみたり、賃貸条件の調整をしたり、などなど具体的な行動に移る前に考えて見ることが必要だと思います。

リノベーションを行う時も新築の計画をする時と同様に企画をしっかりと練ってから具体的な行動に移すことが必要です。ファイナンシャルプランナーが行うライフプランのように、賃貸経営も時代の流と共に間取りの流行や新しい設備など敏感にその時々の世相を反映させられるように、見直しを定期的に行う事が今後の賃貸経営には必要不可欠だと思います。

 

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