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需要増加中!?『ペット共生型賃貸住宅』の魅力とリスク

不動産市況ペットコンセプト物件
2026/8/20

近年、ペットと暮らす人の増加に伴い、賃貸住宅でもペットと暮らせる住まいの需要が高まっています。
LIFULL HOME’Sが2025年に実施した調査では、不動産会社の約67%が「ペット可物件のニーズは増えている」と回答している一方で、ペット可物件の供給は掲載物件全体の20%に満たず、高まる需要に対して十分には応えられていない状況となっています。
※LIFULL HOME’S ペットとの住まい探しの実態調査(2025年5月公表)より抜粋

 

こうした背景もあり、近年注目されているのが「ペット共生型賃貸住宅」です。
「ペット可」物件と、この「ペット共生型」物件は同じような意味で捉えられがちですが、実際には大きな違いがあります。

 

「ペット可」物件とは、文字通りペットの飼育を認めている物件です。空室対策として間口を広げるためにペットの飼育を認めている、というようなパターンも多く、ペット飼育を前提とした設備はあまり多くありません。また同じ建物には動物が苦手な方が住んでいる場合もあるため、鳴き声や臭いなどをめぐるトラブルにつながる可能性もあります。

 

一方「ペット共生型賃貸住宅」は、人とペットが快適に暮らすことを前提として設計・計画された住宅を指します。例えば、散歩帰りに利用できる足洗い場やリードフック、滑りにくい床材、傷が付きにくい内装材などを採用し、ペットとの生活をより快適にする設備が整えられています。またペットを飼うことに理解のある方の入居が前提となっていますので、一般的な物件に比べて安心感があるというのも魅力の一つです。

 

このようなペット共生型賃貸住宅は、競合物件との差別化を図りやすいことが大きなメリットです。「ペットも人も安心して快適に暮らせる」という付加価値は、ペット入居者から選ばれやすくなる大きな理由の一つになります。さらに、ペットを飼育している入居者は住み替え先の選択肢が限られるため、満足度が高ければ長期入居も期待できます。

 

このようにオーナー様からみても非常に魅力的なペット共生型賃貸住宅ですが、「設備投資をしたのだから賃料を上げて募集できる」と単純に考えてしまうのは危険です。実際にペット共生型設備の充実やコンセプト性を理由に、周辺相場からかけ離れた高額な賃料を設定してしまい、数カ月にわたって空室が続いている事例も多数見受けられます。ペット共生型はあくまで「付加価値」の一つであり、立地や競合物件とのバランスを踏まえた適正な賃料設定がなによりも重要なのです。

 

ペット可物件への需要が高まる中、ペットと快適に暮らせるという価値を提供するペット共生型賃貸住宅は、他物件との差別化を図る有力な選択肢の一つであることは間違いありません。しかし、周辺相場を逸脱した賃料設定をしてしまい、かえって空室が長期化してしまえば本末転倒です。
このような設備投資をご計画される際は、ご計画地の市場やペット飼育の需要などを十分に調査したうえで、適正な賃料設定をすることが魅力を最大限に生かすポイントといえるでしょう。

 

弊社では地域ごとの需要や市場の調査から適正な賃料査定をさせていただき、最適な賃貸経営のお手伝いをさせていただきます。何かお困りごとがございましたらお気軽に弊社までお問い合わせください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

営業統括本部 開発営業部
川島 公輔

 

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