賃貸経営メールマガジン

2011年の賃貸市場 vol.1

入居者募集不動産市況
2011/2/3

今年、2011年は、どのような賃貸が注目を集めるでしょうか。

 

私は3つのキーワードに絞ってみました。

まず、“太陽熱利用”
次に高齢者専用賃貸、いわゆる“高専賃”
そして“シェアハウス”です。

 

今日は一つ目のキーワード、“太陽熱利用”に触れたいと思います。

人気カムバック。

太陽熱が密かに脚光を浴びています。

住宅版エコポイントの対象が拡充し、太陽熱利用システムにも適用が決定しました。

賃貸住宅においても、エコポイントが発行されます。

太陽光発電が主流となった今、なぜ太陽熱の価値が再び見直されているのか。

 

実は、太陽熱は太陽光に比べて、同じエネルギー量を生み出すために必要なパネル面積が、3分の1で済むのです。

そのため、面積の広い屋根に設置する太陽光発電に対し、屋根よりも狭いバルコニーの側面に設置できる、太陽熱利用システム。

 

さらに設置費用も比較的安いことが特徴です。

太陽熱は太陽光発電と違い、電力は生みだしませんが、集熱したエネルギーは給湯や床暖房、暖房・冷房に利用することができます。

地球温暖化・化石燃料枯渇の問題を解決するカギとなるのが、地上に降り注ぐ太陽の熱を上手に変換する力です。

つまり、エネルギー変換効率の高さが重要になっているのです。

現時点で太陽熱利用システムの導入が進んでいるのは主に戸建住宅ですが、東京都は新築マンションに導入するための助成を新設し、普及を試みています。

現在まだアパートや併用住宅を建設する際には助成はありませんが、さらなる標準化・普及へ向けて太陽熱利用システムは今後が注目される商品です。

次回は“高専賃”についてお話したいと思います。

 

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